調査① RESAS(地域経済分析システム)をはじめとするオープンデータの活用方法検討調査

 多種多様なビッグデータの公開や公的な統計の質の向上により、客観的なデータを駆使した現状分析やマーケティングが官民問わず脚光を浴びている。個々の持つ「経験」や「勘」などの暗黙知に加え、数字に裏付けられた客観性も事業経営に求められている。
 最近では、「データリテラシー」という言葉がよく聞かれるようになった。リテラシーとは「読み書き能力」とも訳されるが、特定の事柄に対して最低限心得ておくべき知識を意味している。「データリテラシー」は、「さまざまなデータを正しく見て理解し、必要な行動に結びつける能力」と定義できる。データを読み解いて活用することは、今日すべての働き手に求められる能力である。
 本稿では、内閣府の「まち・ひと・しごと創生本部」によって2015年にサービス提供が開始されたRESAS(リーサス:地域経済分析システム)を通じてデータ活用を体験してもらうことによって、データリテラシーへの理解促進を図ることを目的としている。
 第1 章ではRESASとはどのようなシステムで何ができるのかを、具体例を交えながら解説する。第2 章では企業等がマーケティングで活用できるデータを使用した分析事例を紹介する。第3 章では地域でお金を効果的に循環させる仕組みや外貨を稼ぐことで生まれる経済の好循環について述べる。最後に第4 章ではRESASの普及活動の動向について、民間企業の取り組みとRESASの使用方法を学べるeラーニングシステムについて記載する。

調査① RESAS(地域経済分析システム)をはじめとするオープンデータの活用方法検討調査